杉並区と連携し住まいのお悩みに答え防災力を高める活動

 東京土建杉並支部はこのまちに住み働く建設職人の組合として長らく区民の皆さんの住まいのお悩みにこたえてきました。いまでは区役所ロビーで杉並建築協議会の一員として住宅相談にも取り組んでいます。また防災の取り組みとして2007年7月から家具転倒防止器具の取付ボランティアを区の委託事業として行い、その後火災警報器の設置や感震ブレーカーの設置に加え、最近では空家対策や防水板設置でも区との連携が進んでいます。杉並区や荻窪消防署とも防災協定を結んでおり、2016年には「まちの救助隊・ビーバーズ」を結成し、いつか必ず来る災害への備えをすすめています。



区役所ロビーでの住宅相談
区役所ロビーでの住宅相談まつり区役所ロビーでの住宅相談

 区役所ロビーで毎週月曜と金曜に取り組んでいる住宅相談に、小規模建設事業団体連絡会(東京土建杉並支部・首都圏建設ユニオン杉並支部・杉並建設労働組合・杉並民主商工会・杉並建築組合で構成)の一員として参加しています。



杉並区や荻窪消防署と防災協定
区と防災協定を締結区と防災協定を締結
荻窪消防署と災害時救助救急協定を締結荻窪消防署と災害時救助救急協定を締結

 区とは2011年12月に防災協定を結び、荻窪消防署とは2016年3月に災害時救助救急の協定を結んで連携して地域を災害から守る備えをすすめています。また支部会館は帰宅困難者一時滞在施設として登録しており、貯水施設もつくり災害時に備えています。



家具転倒防止・感震ブレーカー・防水板・空家対策
家具転倒防止器具の設置家具転倒防止器具の設置
空き家対策(作業前)空き家対策(作業前)
空き家対策(作業後)空き家対策(作業後)
  • ◆家具転倒防止器具設置…阪神淡路大震災で家具の転倒が、住民にとってケガの危険と避難経路の妨げという2つの面で危険であることがはっきりしています。自分では器具の設置が難しい高齢世帯向けに設置のボランティアをしています。
  • ◆感震ブレーカー設置…地震の後、電気が復旧したときに起きる火災を防ぐための震度5以上を感知してブレーカーを自動的に落とす感震ブレーカーの設置もすすめています。
  • ◆防水板設置工事…ゲリラ豪雨に対し水の侵入を防ぐ防水板設置が有効な場合があり、区と連携して取り組んでいます。
  • ◆空き家対策…空き家は美観だけでなく倒壊や害獣発生などの危険もあります。区と連携し撤去等に取り組んでいます。